映画で英語だけでなく
他言語も興味を持つ例ですけど。







私が最初に映画『ローマの休日』を観たのは
高校生の時でした。

既に名作で知られていましたが
地方の町には映画館が消え始め、
しかもまだビデオは初期のものが発売されかかる時代。

たまたまテレビ放映で観るまで
名前を知っていてもその内容を知りません。

どんなものだろうと放映時間はテレビの前へ。

そうして初めて観た
『ローマの休日』。

衝撃でした。

いくら幼い頃から映画が好きとは言え、
テレビ放映の映画に頼らなければいけない環境。

さらに生まれてからの年数から言えば、
知らない、または未視聴の映画はたくさんあったけです。

成人し、ビデオ、DVDと時代の変遷があれど
当然のように一家に一冊のバイブルではありませんが
『ローマの休日』は入手。

さらにその後、映画のセリフ集やスクリプトを
集め始めてから
『ローマの休日』のそれももちろん。

最初に入手したのはDVD無しの書籍でしたが
他の出版社からDVD付きのものが。

例えば、amazonや楽天から紹介すると(↓)




『ローマの休日』を観るだけで英語の基本が身につくDVDブック (映画観るだけマスターシリーズ)





DVD>「ローマの休日」で英語がどんどん話せるようになるDVDブック (<DVD>)




DVDが付いているタイプは過去の名作映画が多いですが
誰もが知っている可能性が高いことと
公開から数十年で著作権フリーとなっていたことでしょうか。

出版社がコスト的にDVD付けやすく、
購入側もセリフ集と映画DVDは同時に欲しいですし、
需要、供給者間の関係はウインウインです(笑)

ここで、セリフと映画は同じなのだから
同じ作品に関して数種類入手しても、
と思われる方もいらっしゃるかも。

私の場合は、日本語訳の違いが気になるとかでなく
書籍のページ隅などに設けられた
「エピソード」や「裏話」コーナーの有無が気になるわけです。

この映画に関して、何か知らない事を教えてくれるのでは…
のような。

それは英語で語られるセリフそのものに関することも。

例えば、あるセリフ、和訳しても意味不明。
スラングでも無し。

なぜそこで、そう言ったセリフや単語が出てくるのか。

それを教えてくれることがあるんです。

別に知ったからと言って、TOEICや英検のスコアには
全く関係がありません(笑)

自己満足の世界です。

英語の文学者や文法学者を目指しているわけではなく
映画で英語に触れようか?、という気になっているわけですから
映像だけでは知れない発見や知識、
「そういうことか…」はモチベーション。

そんな発奮材料がなくても
映画は好きで観るわけですから関係ないかも。

でも、わざわざスクリプトやセリフ集のページを開き、
「読もうか」さらには「このセリフ、覚えてみるか」と
なる可能性があるわけです。






話を『ローマの休日』に戻し、
先ほどのシーンでこういう動画を制作されている方が
いらしゃるんだね。

ただ、残念なのが英語のセリフだけか…

ローマのタクシー運転手はイタリア人ですけど
英語にイタリア語を混ぜ、客のグレゴリー・ペックも
英語にイタリア語を混ぜる。

初めて観て、聴いたセリフはずっと気になってましたね。
イタリア語の。

まず、カタカナで書くと「バンビーノ」(
bambino)。

これは運転手のジェスチャーで「子供(赤ん坊)」と分かりますし
今ではMLBの大谷選手によりベーブ・ルースが再脚光。

ベーブ・ルースと言えばレッドソックスの「バンビーノの呪い」
で有名なように愛称が「バンビーノ」。

英語では「
ベーブ」(babe)ということだね。

映画のセリフに戻ると「tre bambino」と言っていますが
本当は「tre bambini」と言いたかったのか。

しかし、ローマ在住のイタリア語があまり通じない
アメリカ人相手で「
bambino」の複数形を避けた…

もしくは運転手の家にいる赤ちゃん3人(
tre )は全部「男の子」。
そこでアメリカ人相手ということもあり分かってもらいたくて
bambino」を複数形にしなかった。

「女の子」だったらbambina」(バンビーナ)が単数形なので
「3姉妹」設定なら「tre bambina」とやはり複数形「bambini」を
使わなかったのかな、と考えてみたり。

最初から気になっていたもう一語は
「カピート?」(Capito ?)

グレゴリー・ペックが運転手に「わかったか?」と聞いている。
英語なら「Understand ?」と聞いている感じか。

そこで今になって思ったのは
「capisci ?」じゃないのだろうか…

「(You)Understand ?」をイタリア語なら
「(Tu)capisci ?」がそのままのようにに思えるが…

そこで「capito」は過去分詞であると知る。

capire」が原形も人称などで語尾が変わるし
近過去や形容詞にするには過去分詞のためにまた語尾が。

英語だとニュアンスが変わると思うけど
「(You)Understood ?」をイメージすると
「(Tu hai)capito ?」。

本当は「
capito」だけだと主語が分からないので
「you」ということをを確定させるため「
hai」は省略せず
(Tu) Hai capito ?」では…

しかし、会話は二人、これで普通に言っていいのか…
それとも
グレゴリー・ペックは外国人設定だから
許されるのか…

と実際、スクリプトの文字を観たら
初めてこの映画を観てから数十年経過して
他言語もやってみたくなった。

自信が若かりし数十年前、
イタリア映画の名作「自転車泥棒」を観てから

始めていれば…




自転車泥棒 [DVD]




いや、せめて
「ニュー・シネマ・パラダイス 」から
始めても10年以上のイタリア語学習歴に…





ニュー・シネマ・パラダイス (字幕版)




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と思わなくはないけど、
もう遅い(笑)

そんなことを言い出したら
あの作品でフランス語、
あっちだったらスペイン語、
これならスペイン語、
それそれ、ロシア語だって…とキリがない。

やってこなかったんだから(笑)

日本だけでなく各国の映画が観れる国はたくさんあり
映画好きも多いはず。

他国の名作映画に感動し
その都度、他国語を学習するものが一定数でも存在したら
かなりの割合で4、5か国をある程度理解できるはず。

実際はそうでないから。

心を動かされても、実際に動いてみるのは難しいし、
一番の問題は継続力です。

やはり、好きなもので入るのが。







このインターネットの時代は便利だね。

ネットだけで日本語を読み書きに
至るまでかなりのレベルまで
マスターしたどこぞの青年の動画も観ましたけど。

私もふと思いたってから、映画流れで
英語以外にスペイン語、フランス語、イタリア語などで何か面白い
チャンネルが無いかと探していた時期が。

そんな中で見つけた
イタリア人
ダヴィデさんによりイタリア語講座。

面白くて分かりやすい。

この回の
ダヴィデさんの心持がさらに好きになったというか
私もハッとすることに。

英語で言うbe動詞がイタリア語も同様に人称変化するだけでなく
動詞全てが変化すると予告することに続け
 「(新しい言語を学ぶ上で)それが醍醐味じゃん」

難しい…とか複雑なんだ…と考えず
自分の母国語と違う、
覚えなければいけないことがいくつも。

そういう体験をできること、が醍醐味。

学習というより、
知らないことを知る楽しみと考えるんだね。




イタリア語だったらどう?




彼のイタリア語講座をyoutubeで
視聴している途中で私も買いました(笑)

私が昔の人間だから紙媒体というのもあるけど
スペルを文字で確認して覚えるということで。

youtube動画から書きとる作業までの
気力は無かった(笑)

動画ですと、文字は画面で見えてるけど
音を聴く中心になりますから
文字で観て印象を強くしたかったので、書籍を。

「ローマの休日」の先ほどのシーン含む前後で使われている
イタリア語は分かりますね。

聴いて分かる、かなり(完全にとは言わない)。

嬉しかった(笑)